ストーリー
川ばた ひろこ ストーリー
1, 3人きょうだいと、父の本棚
川ばたひろこは、1973年6月、大阪市大正区で生まれました。
兄と妹に挟まれた3人きょうだいの真ん中。共働きの両親のもと、きょうだいで過ごす時間が多く、家の中はいつもにぎやかでした。
歌番組の振り付けをまねたり、アニメソングを録音して遊んだり。けんかをすることもありましたが、仲良く、のびのびと育ちました。
もう一つの思い出は、父の本棚です。父の小さな書斎に並ぶ古い本の背表紙を眺める時間が好きでした。小学校の図書室も大好きで、たくさんの本の中から「今日の一冊」に出会う時間は、宝探しのようでした。
2, 社会人1年目の冬、阪神・淡路大震災
市岡高校を卒業後、金蘭短期大学英文科へ進学。卒業後は団体職員として、文化や教育に関わる取り組みを支える仕事に携わりました。
その1年目の冬、阪神・淡路大震災が発生しました。大正区の自宅から、兄に車で送ってもらい、天王寺区にあった職場へ向かいました。
混乱の中、問い合わせの対応に追われながら、テレビに映し出される被災地の光景を目の当たりにし、ただ呆然としたことを今も覚えています。
あの日、当たり前の日常が一瞬で変わってしまう現実を知りました。「地域で支え合うことの大切さ」は、あの時から今もずっと、心に刻まれています。
3, 売り場で見た、物価高のリアル
結婚後は、二人の息子を育てながら、スーパーマーケットで働いてきました。
売り場に立つ日々の中で、物価高による暮らしの変化を肌で感じてきました。以前より商品が手に取られにくくなったこと。買い物かごの中身は少ないのに、レジでの合計金額は高くなっていること。賞味期限が近づいても売り場に残る商品を前に、食品ロスとお客様の暮らしの両方を思い、胸が痛むこともありました。
家庭では、食べ盛りの息子たちの食事を工夫し、家計をやりくりする毎日。値引き商品を上手に使い、作り置きをし、少しでも無駄を減らす。そんな小さな工夫を重ねてきました。
母として、働きながら暮らす一人の生活者として、日々の営みの重みを実感してきました。
4, 図書館への想いから、まちづくりへ
都島区で暮らす中で、地域の温かさや人と人とのつながりに支えられ、このまちが大好きになりました。
さらに、「都島図書館がもっと充実すれば、子どもから大人まで夢を広げ、ほっとできる“みんなの居場所”になるのでは」――そんな想いが、まちづくりに関心を持つきっかけになりました
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今では、その想いが、少しずつ広がっています。YouTube番組「キラリ☆都島」の制作に携わり、このまちの魅力を伝える楽しさを実感。さらに、阪神・淡路大震災の記憶を胸に、地域の安心に
役立ちたいとの思いから、防災士の資格取得にも挑戦してきました。
図書館のこと、まちの魅力、防災のこと。身近な暮らしの中で感じたこと一つひとつが、都島のまちづくりを考える出発点になっています。
子どもからお年寄りまで、誰もが安心して暮らせる都島へ。そして、「もっと好きになる都島へ。」――たくさんの方との出会いを大切に、自分らしく歩んでいきます。


